チェ 28歳の革命:1月29日(木曜日) 109シネマズ川崎
2004年10月に公開された「モーターサイクル・ダイアリーズ」で、1952年当時23歳の“フーセル(激しい心)”の異名を持つ医学生エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナの、自分探しの旅を観て、凄く彼に興味を持ったPenguinですので、これを見逃すわけにはいきません。
しかも、監督が「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグとなれば、絶対に観なくっちゃだわ!!!
とはいっていても、年末年始なかなか時間が合わずに今日に至ってしまったんですけど......
さて、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルくんは確かに凄く好演しておられたんですけど、実物のチェ・ゲバラとはトッポイ兄ちゃんということろだけが似ていただけでした。
今回のベニチオ・デル・トロくんは、エル・チェに生き写しで、なんというか、これまでの薬中のイメージを一新した、爽やかともいえる熱演ぶりで、はっきりいって、マジびっくりしました(笑)
どうしちゃったのベニチオ・デル・トロくん......
って感じです。
内容は、完全なドキュメンタリータッチで、1964年12月の国連で演説のモノクロ映像を織り込んで、その前後のアメリカでのジャーナリストに対する受け答えから始まります。
背景は「モーターサイクル・ダイアリーズ」からわずか3年後の1955年7月、妻イルダ・ガデアと逃れたメキシコの地でフィデル・カストロと出会いから、キューバ革命に参加し完全なる「革命家エル・チェ」へと変貌を遂げ、1959年1月8日カストロのハバナ入城によって「キューバ革命」が達成されるまでが中心に描かれているわけで......
アルゼンチンの裕福な喘息持ちのボンボンが、いかにして「革命家エル・チェ」になったか、そして裕福なボンボンだったからこそ潔癖なまでに虐げられた人人に真摯に向き合う超カッコイイとしての彼の心情までが、リアルに描き出されていたと思います。
“漢”と呼ぶべき人物をぜひぜひ観に行ってくださいませ。
実は、「革命家エル・チェ」は1959年7月15日、31歳の時にキューバ使節団を引き連れて日本を訪れていたそうで......
Penguinはまだ生まれてなかったわけで、それが実に口惜しい......
(でも、この映画のおかげで、まるでそのとき同じ日本の空気を吸ったかのような錯覚に陥っているわけですが......汗)
なんでもそのとき、広島平和記念公園内の原爆死没者慰霊碑に献花し、原爆資料館と原爆病院を訪れた「革命家エル・チェ」が、「なぜ日本人はアメリカに対して原爆投下の責任を問わないのか?」「アメリカにこんな目に遭わされておきながら、あなたたちはなおアメリカの言いなりになるのか?」などと発言していたらしい......
今、同じことを問われても、日本人にはとっても痛いところを突かれた問題提起だなぁと、恥ずかしく感じるPenguinでございました。
▼++ぶろぶろ百z++ 2009年2月23日
チェ 39歳 別れの手紙 続きを読む
2004年10月に公開された「モーターサイクル・ダイアリーズ」で、1952年当時23歳の“フーセル(激しい心)”の異名を持つ医学生エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナの、自分探しの旅を観て、凄く彼に興味を持ったPenguinですので、これを見逃すわけにはいきません。
しかも、監督が「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグとなれば、絶対に観なくっちゃだわ!!!
とはいっていても、年末年始なかなか時間が合わずに今日に至ってしまったんですけど......
さて、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルくんは確かに凄く好演しておられたんですけど、実物のチェ・ゲバラとはトッポイ兄ちゃんということろだけが似ていただけでした。
今回のベニチオ・デル・トロくんは、エル・チェに生き写しで、なんというか、これまでの薬中のイメージを一新した、爽やかともいえる熱演ぶりで、はっきりいって、マジびっくりしました(笑)
どうしちゃったのベニチオ・デル・トロくん......
って感じです。
内容は、完全なドキュメンタリータッチで、1964年12月の国連で演説のモノクロ映像を織り込んで、その前後のアメリカでのジャーナリストに対する受け答えから始まります。
背景は「モーターサイクル・ダイアリーズ」からわずか3年後の1955年7月、妻イルダ・ガデアと逃れたメキシコの地でフィデル・カストロと出会いから、キューバ革命に参加し完全なる「革命家エル・チェ」へと変貌を遂げ、1959年1月8日カストロのハバナ入城によって「キューバ革命」が達成されるまでが中心に描かれているわけで......
アルゼンチンの裕福な喘息持ちのボンボンが、いかにして「革命家エル・チェ」になったか、そして裕福なボンボンだったからこそ潔癖なまでに虐げられた人人に真摯に向き合う超カッコイイとしての彼の心情までが、リアルに描き出されていたと思います。
“漢”と呼ぶべき人物をぜひぜひ観に行ってくださいませ。
実は、「革命家エル・チェ」は1959年7月15日、31歳の時にキューバ使節団を引き連れて日本を訪れていたそうで......
Penguinはまだ生まれてなかったわけで、それが実に口惜しい......
(でも、この映画のおかげで、まるでそのとき同じ日本の空気を吸ったかのような錯覚に陥っているわけですが......汗)
なんでもそのとき、広島平和記念公園内の原爆死没者慰霊碑に献花し、原爆資料館と原爆病院を訪れた「革命家エル・チェ」が、「なぜ日本人はアメリカに対して原爆投下の責任を問わないのか?」「アメリカにこんな目に遭わされておきながら、あなたたちはなおアメリカの言いなりになるのか?」などと発言していたらしい......
今、同じことを問われても、日本人にはとっても痛いところを突かれた問題提起だなぁと、恥ずかしく感じるPenguinでございました。
▼++ぶろぶろ百z++ 2009年2月23日
チェ 39歳 別れの手紙 続きを読む