沈まぬ太陽:11月25日水曜日10:05~ 109シネマズMM横浜1
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やっとこさっとこ時間ができたので映画館に行ってみたら......時間的にこれしか観られなかった......てなわけで、久々の日本映画です(汗)

すでにお気づきの面々もいらっしゃるでしょうが......むろん山崎豊子の原作「沈まぬ太陽」は読んでおりません......が何か?

さて、この映画は、昨年夏に観た「クライマーズ・ハイ」繋がりでもある、あの日航機墜落事件に関わる、今、存続の危機を迎えている日本航空の当時の対応を髣髴させる物語になっているわけで、「クライマーズ・ハイ」で書いたとおりPenguinとしてはある意味観て損はない映画なのです。

とにもかくにも、これを観ると「日本航空なんて一度潰れちまったほうが良いに違いない」とついつい思ってしまいます。

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つまるところ、官営事業のお粗末さが浮き彫りにされているので、観れば観るほど、バカバカしくなってくる。

こんな企業に税金入れちゃうんだったら、デルタにでもアメリカンにでも売り払ったほうがいいに決まってますよ。

そうでもしないと、絶対に体質は改善しないと思う......そう思ってしまった人はPenguinだけではないのでは?

とうの日航の人々――現役・OBとも――にぜひ観ていただききちんと反省していただきたいもんだ!!!
【DATA】
沈まぬ太陽

(C)2009「沈まぬ太陽」製作委員会

ジャンル:ドラマ
監督:若松節朗
出演:渡辺謙/三浦友和/松雪泰子/鈴木京香/石坂浩二
原作:山崎豊子「沈まぬ太陽」(新潮文庫刊)
配給:東宝
2009年/日本/3時間22分

--あらすじ--
昭和30年代――。
巨大企業・国民航空社員の恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命ぜられる。
かつて共に闘った同期の行天四郎が組合を抜けてエリートコースを歩みはじめる一方で、恩地は家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たした後も不遇な日々は続くのであった。
そんななか、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こる。
救援隊として現地に赴いた恩地は、誰も経験したことがない悲劇に直面し、苦悩する。政府の要請により就任した国見正之新会長の会長室部長に抜擢された恩地は組織の建て直しを図るべく動きはじめるが、それは終わりなき暗闘の始まりだった…。